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瞬浮世屋とは・・・

瞬浮世屋は80年ぶりに起ち上がった浮世絵版元です。その後、江戸時代に「大倉半兵衛」が創業した『京屋半兵衛』を継承し『五代目 京屋半兵衛』となりました。

『瞬』:心の一瞬。写真では決して表現できない人の心を浮き彫りにする瞬間を描写すること。
『浮世』:今この時代。過去ではなく、未来でもない。私たちが五感で感じている世界を感じる
     がままに描写したいという想い。
『屋』:プロデューサー。数々の才能を発掘してきた名プロデューサー・蔦屋重三郎のごとく時
    代にとらわれないクリエイションを行う版元へ。

瞬浮世屋の社名には、絵師と彫師、摺師という職人たちを一斉に束ねて、人々が喜ぶ浮世絵を創り上げること、そして浮世絵という伝統だけにとらわれず新たな浮世絵の可能性を引き出していきたいという想いが込められているのです。

浮世絵の祖」と呼ばれた最初の浮世絵絵師・菱川師宣は、「見返り美人図」を初め、数多くの美人画を描き残しています。活動期間およそ10ヶ月、本名、出身地など全てが謎に包まれた浮世絵絵師・写楽が描いた役者の大首絵は、印象的なデフォルメで見る人に強烈なインパクトを与えます。浮世絵の歴史を見ていくと、富士の偉大な姿や江戸の活気ある街並みを切り取った風景画もさることながら、遊女や歌舞伎役者など“人”を描くということが一つの大きな文化としてありました。

現代にも浮世絵にして残していきたい、その魅力を伝えていきたい“人”がいます。それは歌舞伎役者を初め、俳優、女優、歌手、スポーツ選手など枠にとらわれません。しかし、ありのままの姿を映し出すだけならば写真を撮るのと変わらないし、写真の方がはるかに正確に現実を映し出します。葛飾北斎は「神奈川沖浪裏」で激しい波のうねりの一瞬を描きました。それは現実ではありえないような波の形をしています。北斎がそこに映し出そうとしたもの、それはその波を見たときに全身に走った感動そのものなのではないでしょうか。写真では映し出せない瞬間を切り取ること、浮世絵でやる意味はここにあります。
現実そのままの姿ではなく、描き手が感じた心の一瞬を描いたからこそ、それを見る人にも感動を与え、世界でも高い評価を得続けているのだと思います。

瞬浮世屋は、80年ぶりにたちあがった浮世絵版元として、江戸時代より続く浮世絵の伝統をきちんと継承した上で、今この時代をときめく“人”が解き放つ心の一瞬を映し出す“役者浮世絵”をプロデュースし、皆様に驚きと感動をお届けしていきたいと思っております。

創業への想い

受け継いだ父の想い

五代目 京屋半兵衛(瞬浮世屋)は、当社代表・木島達也が起ち上げた版元です。
木島の父である木島重男氏は、昭和の名人と呼ばれた浮世絵の彫師であり、力強くかつ繊細なキレのある彫で周りの職人たちもうならせるほどの腕の持ち主でした。また叔父には、希代の名工とまで謳われ、人間国宝候補にも選ばれたことのある彫師・大倉半兵衛氏がいます。そんな彫師の家系に育った木島は、小さい頃から浮世絵が身近なものとしてありました。しかしながら浮世絵の存在が身近であればあるほど、その魅力を近くで感じられるだけでなく、浮世絵を取り巻く厳しい現実も受け入れなければなりませんでした。海外で称賛される一方で、後継者不足や材料調達が困難でしぼんでいく浮世絵文化。「江戸時代より、職人たちがおよそ250年という歳月を越えて代々受け継いできた浮世絵の伝統を後世に残していきたい。」そんな強い想いが自然と胸に込み上げてきました。ただ黙って見ているだけでは何も変わらない現状。職人の血を受け継ぐ者として何ができるのか?そんなことを考えていくうちに辿り着いた答え、それが版元だったのです。

変わらない価値を伝えるために変わるということ

版元とは、版下の制作から摺りまでの浮世絵制作を全て監修する、いわば浮世絵プロデューサー。葛飾北斎や歌川広重、写楽、喜多川歌麿…彼らは、江戸時代の浮世絵文化を象徴するような浮世絵絵師としてあまりにも有名です。彼らの名前をここまで押し上げた背景には、優れた版元の存在がありました。
人の才覚を的確に見抜く能力と類まれなブランディングセンスを持ち、とある有名レンタル会社の社名の由来ともなった版元・蔦屋重三郎。彼は、従来の概念にとらわれず常に新しい手法を取り入れ、画期的なプロモーションを行って写楽や喜多川歌麿ら浮世絵絵師を世に送り出し、流行の最前線を創りだした名プロデューサーです。

伝統を受け継ぐということは、伝統に固執するということでありません。
目まぐるしく時が変化していく中で、今まで受け継いできたものを後世に残していくためには、あえて変わらなければいけないのではないでしょうか?
何を残していきたいか?
何を伝えていきたいか?
そしてそのためにどう変化していかなければならないのか?
これが大事なのではないかと思います。
五代目 京屋半兵衛(瞬浮世屋)が目指すのは、革新的なプロデュースを行っていた蔦屋重三郎のごとく、従来の価値観にとらわれず自由で多様な価値観を取り入れて今までにない浮世絵制作をしていく、そんなクリエイティブな版元です。

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